研究班データ
2008/1-2024/12 小児 IPD の罹患率変化(5歳未満人口10万人当たり)
2008/1-2024/12 小児 IPD 由来肺炎球菌の血清型分布(n=1650)
2008/1-2013/12 小児 IPD 由来肺炎球菌の血清型分布(n=729)
2014/1-2024/12 小児 IPD 由来肺炎球菌の血清型分布(n=921)
2008/1-2024/12 小児 IPD の血清型別罹患率変化(5歳未満人口10万人当たり)
小児IPD症例の血清型サーベイランスの評価
- 2008~2010年(ワクチン導入前)の罹患率(5歳未満)と比較し、2024年は
- 髄膜炎 72.9%減少
- 非髄膜炎 72.6%減少
- 侵襲性肺炎球菌感染症 72.6%減少
- 2024年の血清型分布
- PCV13含有株:3.4% PCV13非含有株:96.6%
- PCV15含有株:18.9%
- PCV20、PPSV23含有株:32.8%
基礎疾患保有状況
小児(15歳未満)IPD患者の基礎疾患の詳細(2014-2021)

肺炎球菌性髄膜炎の状況
小児髄膜炎由来肺炎球菌株の血清型分布

小児髄膜炎由来肺炎球菌株のPCG感受性比較

肺炎球菌性髄膜炎のまとめ
- PCV13導入後、PCV13含有血清型株が減少した。
- PCV13導入後のPRSPは、全体の35.8%であった。
- 初期治療選択薬として、発売中止となったPAPM/BPが多く使用されていた。CTX(CTRX)+VCM使用例は、全体の26.4%であった。
- 初期ステロイド使用例は、全体の65%であった。
- 予後不良例は9例あり、予後判明例の20%を占めていた。基礎疾患ありは2例のみ。全て非PCV13非含有血清型株であった。