研究体制

10道県の登録症例情報と原因菌収集

(敬称略)

黒沼幸治(北海道、札幌医大)、大島謙吾(宮城県、東北大)、阿部修一(山形県、山形県立中央病院)、田邊嘉也(新潟県、新潟大)、丸山貴也(三重県、三重県立一志病院)、笠原 敬(奈良県、奈良医大)、横山彰仁(高知県、高知大)、後藤憲志(福岡県、久留米大)、西 順一郎(鹿児島県、鹿児島大)、仲松正司(沖縄県、琉球大)

研究班の経緯(2013年〜2023年度)

  • 2013年度に厚生労働省研究班(指定研究 大石班)として「成人重症肺炎サーベ一ランス構築に関する研究(H25-新興-指定-001)」が発足しました。また、2013年4月からIPD, IHDが5類全数疾患として感染症発生動向調査の対象疾患となりました。
    • 本研究班では、全国10道県(北海道、宮城県、山形県、新潟県、三重県、奈良県、高知県、福岡県、鹿児島県、沖縄県)において感染症発生動向調査(National Epidemiological Surveillance of Infectious Disease: NESID)に登録された症例を研究班登録する体制を構築しました。このため、各県の研究分担者と医療機関、自治体(保健所、地方衛生研究所等)、国立感染症研究所が連携して研究班を運用してきました。
  • 2016–18年度には「成人の侵襲性細菌感染症サーベイランスの構築に関する研究(H28-新興行政-指定-005)」を成人の劇症型溶血性連鎖球菌感染症(STSS)及び侵襲性髄膜炎菌感染症(IMD)を対象疾患として追加しました。IMDの年間届出数は30例程度であることから、IMDについては47都道府県の全年齢層を対象としています。
  • 2019年〜2021度には「成人の侵襲性細菌感染症サーベイランスの充実化に資する研究(19HA1005)」(大石班)を運用して参りました。この2022年3月31日で2013〜2021年度、計9年間の大石班の研究活動を終了しました。
  • 2022年度に厚生労働省研究班(明田班)として―新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業―「成人の侵襲性細菌感染症サーベイランスの強化のための研究」が発足、10道県における成人IPDサーベイランスを継続しています。